現在、インターネットトラヒックの大部分はWebプロトコルであると言えよう。国内ISPのIIJが公開した2017年統計によると、光ファイバのブロードバンドサービスでは、Webプロトコル(TCP:80、443、UDP:443)の利用が全体の75.5%を占める。モバイルネットワークでは、その割合が87.5%にまで増加する。そのうち暗号化通信のHTTPSのトラヒックは、平文通信のHTTPを超えてきたと報告されている。この傾向は、GoogleやMozillaによるブラウザの利用統計結果とも合致し、近年Webプロトコルの使われ方が大きく変わり始めたのである。