キャッシュへの書き込み キャッシュにデータを書き込むと、書き込んだアドレスでは、キャッシュライン上のデータと、メインメモリ上にあるデータが異なることになる。この状態を放置しておくと、どちらのデータが正しいのか分からないということになってしまう。 この問題の解決法として、キャッシュへの書き込みを行う場合には同時にメインメモリへも同じデータを書き込むライトスルー(Write Through、ストアスルーとも呼ばれる)方式がある。 ライトスルー方式は、キャッシュへのライトを行う場合に、メインメモリにも同時に書き込み要求を出すという制御を行えば良く、制御が簡単であるという利点がある。しかし、メインメモリは、例えば64ビット幅のデータを読み書きするようになっているのが普通であるが、プロセサからの書き込みはバイト単位の場合もあるので、書き込みに対してはバイト単位のマスクを持ち、64ビットのうちの必要な