本年度の「丸山先生レクチャーシリーズ」では、第1回から一貫して分散データベースの重要性が指摘されつつも後回しとなっていたのだが、第3回のレクチャーでついに「クラウド上のデータサービス」がテーマに据えられ、クラウド上のデータサービスについて、その最前線の技術を解説した。 データベースをクラウド上に展開するには 丸山先生レクチャーシリーズ第3回は、1月13日に日本IBM箱崎事業所で開催された。今回のテーマは「クラウド上のデータサービスの利用をめぐって」であり、過去2回のレクチャーでも折りに触れて言及されていたクラウド上のデータサービスをメインに据えた講演が行なわれた。 最初に行なわれた丸山不二夫氏による講演は「Cloud上の分散データベース―BigTable、SimpleDB、Azure SDS―」と題するもので、既に実用に供されているクラウド上のデータサービスを中心に取り上げ、その出現の背景
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