2008/05/10 まるでピタゴラスイッチかインクレダブル・マシーン(あるいはルーブ・ゴールドバーグ・マシン)のような巨大なおもちゃの前に人だかりができていた。米サン・マイクロシステムズが主催する開発者向けイベント「2008 JavaOne」のパビリオン会場で見かけた「プロジェクト・シドニー」と名づけられたその手作り感いっぱいの機械は、単なるおもちゃではなく、背後に非常に興味深いストーリーが隠されていた。 「あっ」という間に色を識別して羽を制御 カタカタ、コトコトと小さな音を立てて動きつづけるその機械では、透明なパイプの中を小さな玉が走り回っている。玉は要所要所で止まり、それを検知した機械がフリッパーで次のパイプに向けて玉を飛ばす。 玉は4色。赤、青、緑、黄色がある。上部にランダムに並んだ玉のストックから、1つずつ落ちてくる。細かなギミックはいろいろあるが、この機械のキモは中央部の「玉振