立ち止まって考える機会が少ない日本語ですが、日本語学では地域に根ざした方言や文法といった従来のテーマだけでなく、SNSなど新しい分野を開拓する動きもあります。題材が身近にあり、幅広いのも魅力。日本語の変化から日本社会の一面を見ることができるかもしれません。 33家族のLINE分析 7月下旬、日本大文理学部(東京都世田谷区)。国文学科の田中ゆかり教授(日本語学)のゼミ生約20人が教室に顔をそろえた。4年生は卒業論文、3年生はゼミ論文の作成に向け、それぞれのテーマについて報告し合っていた。 「使える春服でカッコいい女●(ハート)」 「キャンパスの『可愛い』デビュー オフィスの『あか抜け』デビュー」 3年の高木眞穂さん(20)のゼミ論文に、そんな文字が躍る女性ファッション誌の資料があった。テーマは「『JJ』の表紙分析」。20代女性が主な対象の月刊誌の日本語が1980年以降どう変化したのか、表紙に
「自閉症の子どもって津軽弁しゃべんねっきゃ(話さないよねぇ)」 妻のこの一言で始まった研究は思わぬ展開を示すこととなりました。 …調査をすればするほど湧いてくる課題、考えれば考えるほど解けない疑問と向き合った結果、方言というローカリティそのものと考えていた問題が、私たちをASDのことばの謎へと誘っていきました。(p246-247) 自閉スペクトラム症(ASD)の人たちは方言を話さない? 弘前大学の松本敏治先生のこの不思議な研究について知ったのは、2015年のニュース報道でした。 本当だろうかと怪訝に思いつつも、身の回りのアスペルガーの人たちを思い浮かべると、たしかにあまり方言を使わないことに気づきました。 それ以来、この不思議な研究のことはずっと頭の片隅に残っていたのですが、なんと今年になって、一冊の本自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解くにまとめて出版されたの
【パリ=国末憲人】世界で約2500の言語が消滅の危機にさらされているとの調査結果を、国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)が19日発表した。日本では、アイヌ語が最も危険な状態にある言語と分類されたほか、八丈島や南西諸島の各方言も独立の言語と見なされ、計8言語がリストに加えられた。 調査は、全世界で6千前後あるといわれる言語を調査。538言語が最も危険な「極めて深刻」に分類された。続いて「重大な危険」が502語、「危険」が632語、「脆弱(ぜいじゃく)」が607語だった。 また、1950年以降消滅した言語が219語にのぼった。最近では08年、米アラスカ州でイヤック語が、最後の話者の死亡で途絶えた。 日本では、アイヌ語について話し手が15人とされ、「極めて深刻」と評価された。財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌市)は「アイヌ語を日常的に使う人はほとんどいない」としている。 こ
研究者によると、英語は今後100年で消えてしまい、Panglishと呼ばれるグローバルな言語に取って代わられるとのこと。 一体、Panglishとは何なのでしょうか?詳細は以下から。 English will turn into Panglish in 100 years - Telegraph メリーランドにあるタウソン大学の英語の歴史家であるエドウィン・ダンカン博士によると、このままだと新しい言葉の意味が生じていき、第二言語として英語を学習する人々によって劇的な変化がもたらされるだろうとのこと。 New Scientist誌によると、既に英語はネイティブに英語を話すわけではない人々によってゆるやかな地域方言とでもいうものに変化してしまっているらしい。2020年までには全世界で20億人が英語を話すようになるが、そのうちネイティブに英語を話すのは3億人。結果として、英語・スペイン語・ヒンデ
20日に発表されたGoogleの新しいWeb API、Google AJAX Language APIは、誰でも簡単に言語の翻訳を行えるようにするJavaScript APIだ。同APIを使うと、JavaScript文字列に対して「日本語←→英語」や「中国語←→英語」と言った変換を簡単に行えるのみならず、文字列が何語で書かれているかを自動判別することもできる。 同APIのパワーがどれほどのものかというと、以下のような翻訳サイトを10分足らずで作れてしまったほどだ(ソースコードは次ページで解説)。 非常にシンプルなAPI(メソッド2つしかない!)にも関わらず、そのパワーがあまりに凄まじすぎる。この興奮をぜひ皆さんにもお伝えしたいと思う。 ということで、さっそくLanguage APIの使い方を学んでいこう。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く