セキュリティベンダーであるフィンランドのエフセキュアは2007年9月1日(現地時間)、「画像スパム」の新たな手口が確認されたことを報告した。画像ファイルに記述した宣伝文句などを“3D風”にレンダリングすることで、迷惑メールフィルター(迷惑メール対策ソフト)を回避しようとする(図)。 画像スパムとは、宣伝文句などをGIFやJPEGなどの画像ファイルに記載して添付する迷惑メールのこと。目的は、迷惑メールフィルターの回避。 迷惑メールフィルターの多くは、メールの本文に書かれている単語や文章を、迷惑メールかどうか判断する材料の一つにする。このため画像スパムでは、本文に何も書かないか、宣伝とは無関係の文章を書いておく。そして、宣伝文句はメールに添付した画像ファイルに記述する。こうしておけば、メール中の単語や文章をチェックしても、迷惑メールであることは分からない。 しかしながら、対策メールフィルター側