疑惑のカレンダー 政治資金収支報告書によると、片山氏が代表を務める政治団体「自由民主党東京都参議院比例区第25支部」(以下、25支部)の「主たる事務所の所在地」は、2015年分まで、港区にある南村博二税理士の親族が所有するマンションの一室になっている。だが、電話番号の欄には参議院議員会館の片山事務所の番号が記されている。 財務官僚出身の片山大臣 ©文藝春秋 元秘書はこう証言する。 「港区の事務所は南村氏と彼の妻以外、片山氏の関係者は使っていない。事務所としての実態はありません」 一室の賃料として、片山氏は12年から16年の間、南村氏の関係会社に計150万5千円を支払っているのだ。このうち少なくとも90万円は、政党交付金、つまり税金から支払われていることが確認できた。 家賃として毎月2万5千円を計上 南村氏は「片山氏への国税口利き」を依頼され、100万円を受け取った人物。2012年時点で25
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