本日は、日本のアニメーションとマンガを巡る国内の問題と海外の事例、また、「コンテンツビジネス」の今後の課題をご紹介させていただきます。 『ポケットモンスター(ポケモン)』は67カ国と2地域で放映されています。特に米国で大ヒットするなど、米国色が強いため中東地域には進出していませんが、日本のキャラクターとしてはトップクラスの世界的展開力を持っています。また、韓国のコンテンツ振興院によると、世界で総額2兆円規模といわれるテレビ業界における日本のアニメのシェアは65%です。このことからも、日本のアニメが「クール・ジャパン」の牽引車になっていることが分かります。 日本のテレビアニメは、『鉄腕アトム』など4番組がスタートした1963年に夜明けを迎えたといわれています。日本のテレビアニメは、1991年にテレビ東京が作ったメガトンネットワークを契機にその数を増やし、現在放映されている番組の数は週87本に