阪急甲陽線、ホーム直前で脱線 けが人なし2008年9月20日22時8分印刷ソーシャルブックマーク 脱線事故を起こした阪急甲陽線の車両=20日午後0時59分、兵庫県西宮市、寺脇毅撮影 20日午前11時50分ごろ、兵庫県西宮市甲陽園若江町の阪急甲陽線甲陽園駅構内で、ホームに入ろうとした夙川発甲陽園行き普通電車(3両編成)の3両目が、駅手前のポイント付近で脱線した。電車は本来の停止位置より約35メートル手前で急停止したが、乗客約20人にけがはなかった。阪急電鉄は夙川―甲陽園の甲陽線全線で運転を見合わせ、バスで代替輸送した。上下計127本が運休、約1万3千人に影響が出た。復旧は21日午後以降にずれ込む見通し。 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は調査官2人を現地に派遣、原因を調べた。調査官は「特に異常な動作は見当たらないが、21日もポイント中心に調べる」と話した。 現場は単線から複線のホームに分岐