アニメやマンガ、ゲームなどの文化を広く紹介する施設を国が新たに設立方針だという。4月9日の朝日新聞と4月20日の日刊建設通信新聞に報じられている。両記事によれば、この新たな施設は「国立メディア芸術総合センター(仮称)」としており、文化庁がこれまでメディア芸術として扱ってきた分野を扱う。 センターはメディア芸術分野の作品や情報を集め、保存を行う。また、海外に向けた情報発信の場との位置づけもあるようだ。 センターの実現が浮上したのは、4月初めに発表された新経済対策のひとつとして盛り込まれたためである。建設通信新聞によれば、平成21年度補正予算案に土地購入費、建物整備費117億円が計上される予定であるという。しかし、建設候補地、施設規模などは未定、早期に概要をまとめて2、3年後の開館を目指すとしている。 今回報道されたセンターは、平成19年から文化庁に設けられている審議会「文化発信戦略に関す