11/07/18 ほんとうに好きなファッションメディアはあるか。 ファッション雑誌とファッションとの蜜月関係はこのまましばらく続くのだろうか。あるいはネットメディアはこれまで雑誌が担ってきた役割すべてを包括するものになり得るのだろうか。 ファッション雑誌やスナップサイトはときにファッションそのものよりもファンタジーに満ち溢れ、夢があり、そして程良く現実的である必要がある。さらに新しい刺激を与えるのも忘れてはならない。カタログ的要素を詰め込み過ぎた現在のほとんどの雑誌は、広告主であるブランド、もしくはショップとの関係を悪化させずに済むものの、その代償はあまりに大きい。批評はもはや体をなさず、読者はその情報のほとんどを横流しにし、いずれまともに読もうともしなくなる。民度の低下が雑誌に代表されるカルチャ―の衰退につながっている、という見方も可能だろう。だが、こと雑誌に関して言えば、発行部数の低