第2子や3子と比べると、第1子である長男・長女には共通の特徴があると通説として世間では信じられている。かくいう私も「第一子(長男)」の一人だが、長男・長女らしさがあって当然だと思っていたし、この通説に科学的根拠がどこまであるのか気にもしたことがなかった。というのも、第1子には、親も手をかけるし、他の兄弟姉妹と親の愛情を競い合うこともなく最初の何年かを過ごすことができる。また、第二子が生まれたら生まれたで、普通なら年長者としての責任も子供ながらに第一子は感じるはずで、わざわざ科学的に検証するほどのことではないと思っていた。 しかし、この命題も科学になるためには検証が必要だ。最初にこの問題を取り上げた論文は、自分の周りの科学者に第一子が多いことに気づいて、そのことを発表した、Sir Francis Galton(1822年2月16日-1911年1月17日:イギリスの人類学者、統計学者、探検家、
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