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1980年代以降、統一教会による霊感商法の実態は徐々に明かされていった。92年の「合同結婚式」には有名人も参加、異様な光景が巷に衝撃を与えたのだが、以来30年。教団の本質は変わらず、苦しめられてきた家族も後を絶たない――。 【画像9枚】自殺した父と兄、宗教に貢ぐ母 山上容疑者の複雑な家庭環境 *** 宗教ジャーナリストの藤倉善郎氏が言う。 「世界中で活動する統一教会の運営資金の多くは、日本で得られています。本国の韓国では献金などのノルマはさほど厳しくなく、日本のことは“サタンの国”で、朝鮮を植民地にして多くの人民を苦しめてきたひどい国なのだと喧伝している。そのため、カネと人材の両面で韓国はじめ全世界の支部を支えることが日本の責務であるというのです」 これが霊感商法や献金の原動力となってきたといい、 「だから今回の山上容疑者の母親のように1億円ともいわれる献金をしてしまう。霊感商法については
<統一教は日本ではかつて行った合同結婚や霊感商法で知られるが、韓国ではカルト教であることに加えて小財閥としても認知されている......> 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部、郭錠煥(クァク・ジョンファン)元世界会長が7月19日、安倍晋三元総理の銃撃事件に関する会見を行った。 郭氏は「統一教会で最も長く最高位の指導者に就いていた。安倍元首相の死に責任がないとは思っていない。心からおわび申し上げる」と謝罪し、「教団の活動が本来あるべき道から完全に外れたことで起きた」と教団を批判した。 統一教と自民党の関係については「(統一教を創設した)文鮮明総裁は日本の岸信介元首相と親しく、安倍元首相の父親である安倍晋太郎元外相とも親しかった」「岸元首相や安倍元首相との関係は宗教的・人間的・政治的関係とは全く違った。日本や東南アジアで激化していた左傾化運動に困っていた日本政府が文総裁の勝共運動に感化
安倍元総理大臣が奈良市で演説中に銃で撃たれて死亡した事件で、逮捕された容疑者の母親が「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会に迷惑をかけて申し訳ないという趣旨の話をしていることが、親族への取材でわかりました。 容疑者は、この宗教団体に恨みを募らせて事件を起こしたとみられ、警察はさらに詳しいいきさつを調べています。 今月(7月)8日、奈良市で演説をしていた安倍元総理大臣が銃で撃たれて死亡した事件で、警察は、奈良市に住む無職、山上徹也容疑者(41)を逮捕して殺人の疑いで捜査しています。 容疑者は「母親が旧統一教会にのめり込み、多額の寄付をするなどして家庭生活がめちゃくちゃになった」と供述していて、恨みを募らせた末に安倍元総理大臣が近しい関係にあると思って事件を起こしたとみられています。 容疑者の母親は検察の聞き取りに対して、今回の事件で旧統一教会を批判にさらして迷惑をかけてしまい申し訳ないという趣
世界平和統一家庭連合、旧統一教会の信徒の子どもたち、2世への取材を続けている。 安倍晋三元首相を殺害した、山上徹也容疑者と同じ40代の元信徒が、自分にできることが何か考え行動したいと、今回、匿名で取材に応じてくれた。 今は教団を離れ、旧統一教会とは関係のない相手と結婚。 相手の両親には出自を明らかにしていないことなどから、匿名での発信となった。 普段から自分の過去に関わる話を避け、出自がわかる写真などは残しておかないよう、気をつけて生きてきたという。 悩みや葛藤を自分の心の中に仕舞い込みここまで生活してきたと打ち明けてもくれた。 仮名は、やまもとゆきさんとした。 旧統一教会で何が起きていたのか、2世から見た教会の実態、政治家との距離についても語ってもらった。 インタビューの一部を今朝のTOKYOMX「堀潤モーニングFLAG」で放送した。このYahoo!ニュース個人では取材でのやり取り全てを
全国の信者へメッセージを配信した田中会長、 「一番苦しいのはお母様」場面では感極まる様子も (教団配信映像より) 安倍晋三元首相銃撃事件の渦中にある統一教会(天の父母様聖会・世界平和統一家庭連合)の“神”日本・田中富広会長が7月17日、東京の松濤本部の本部教会から全国の信者へ向けてメッセージ『説教「神様は私たちと共にある」』を配信した。本紙はその発言内容を独占入手、田中会長の発言内容のポイントを挙げる。 ◆「血の引く思い」田中会長 ・予想だにしなかった前代未聞の惨劇が発生・改めて安倍晋三元首相に心からの哀悼を表するとともに冥福を祈る・あらゆる意味で戦後最大の事件と言っても過言ではない・地球規模の大きな衝撃が走った・犯人・容疑者が家庭連合と関係があると報じられた瞬間、血の引く思い・一部メディアで旧統一教会の名。本部は即、容疑者の特定に入った ◆記者会見は「天の声」 ・7月10日、「表に出なさ
演説中の安倍晋三元首相(67)が銃撃されて死亡した衝撃的な事件は、宗教団体をめぐり容疑者が抱えていた苦悩が、安倍氏への「一方的な恨み」へと発展した可能性が浮上している。容疑者の供述や犯行形態から専門家が推測するのは、「他責的傾向の強まり」と「怒りの置き換え」だ。過度な思い込みやゆがんだ意識は、なぜ生まれるのか。 「母親が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に入信し、多額の寄付をして生活が困窮した」 捜査関係者によると、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=は、こうした理由から家庭連合への恨みを募らせていた。ただ当初の狙いは家庭連合のトップ。目的を達成するため、爆弾の製造を始めたと説明する。 精神科医の片田珠美氏は、山上容疑者の供述から、失敗の原因や責任を自分以外に求める「他責的な傾向」の強まりを読み取る。「『家庭連合のせいで大変な目に遭ったのだから、復讐(ふくしゅう)しても許されるはず』。
7月8日、選挙応援中に凶弾に斃(たお)れた安倍晋三元総理。「母親が統一教会に多額の寄付をし破産した」と動機を供述している山上徹也容疑者(41)には、実父が自殺した過去、そしてその背景に「別の団体」の存在があることがわかった。 【画像9枚】自殺した父と兄、宗教に貢ぐ母 山上容疑者の複雑な家庭環境 *** 山上容疑者の父は、1970年代末に奈良に本社を置く建設会社に入社し、その前後に社長の娘と入籍、容疑者の兄、妹を含む3人の子どもをもうけた。当時、居を構えていたのは東大阪市内の木造の一軒家。当時の近隣住民によると、頻繁に父が母を怒鳴りつける声がする異様な家だったという。 「実はお母さんが『朝起(あさおき)会』という宗教にはまっていたんです。子育てをほっぽらかしにしていて、朝の5時とかに出かけてしまうんです。当時、2歳か3歳かの男の子が冬も裸足で家の外に出てきて、泣きながら母親を探してるんですわ
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