トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」を運転していた男性(37)が昨年7月に起こした追突事故を捜査していた千葉県警が、車に構造上の問題はなかったと判断し、自動車運転過失傷害容疑でこの男性を千葉地検松戸支部に書類送検していたことが県警への取材でわかった。 県警によると、送検は今月10日付。男性は昨年7月19日、松戸市の国道6号でレンタカーのプリウスを運転し、信号待ちの乗用車に追突。2人が軽傷を負った。男性が調べに対し「ブレーキを踏んだが突然きかなくなった」と話したため、県警がブレーキの検証や運転中の走行データを記録する車載装置「イベントデータレコーダー(EDR)」の解析を進めていた。 その結果、ブレーキは正常に作動していたことが確認され、外部の交通工学の専門家によるEDRの解析でも問題は見つからなかったという。