1998年8月、北朝鮮の咸鏡北道から発射されたミサイル「テポドン」。北朝鮮は人工衛星と主張している(朝鮮通信=共同) 複数の日本政府高官によると、北朝鮮は19日午前、弾道ミサイルを少なくとも2度、日本海に向けて発射した。1発目の発射は午前8時台、2発目は10時以降。飛行形態の分析から短距離弾道ミサイル「スカッド」の可能性が高いが、中距離弾道ミサイル「ノドン」だった可能性もあるとして、日本政府は着弾地点などの分析を急いでいる。 高官らによると、政府はミサイル発射の兆候を数日前から把握していた。米軍も19日早朝からミサイルの動きを監視する電子偵察機「RC135S」(コブラボール)」を日本海で飛行させた。政府高官は「以前から計画されていたものではないか」と指摘し、金正日総書記の死去とは直接関係ないとの分析をしている。 別の政府高官は19日夜、17日にもミサイル発射があったことを明らかにした。同