昨年ある友人が新しい会社をつくった。仕事を通じて出会った仲間たちと。彼は「目標やミッションは立てない」と言う。経営目標とかゴールイメージとか、そういうのはまだ無くていいんだと。 「ミッションが先に立っていると、うまくいかなかったり目標を達成できなかった時、『おまえの仕事が足りないんだ』とか『もっと出来ないの?』という具合になりやすいし、『他にもっといい人材がいるんじゃない?』なんていう話にもなりかねない。 人がミッションの機能や部品になってしまう。 それよりも、そこに居合わせた顔ぶれから始めて。このメンバーで出来ることや、この組み合わせから生まれてくるミッションをやってゆく方が面白いし、それならメンバーを越える無理も生じないと思うんだよね」と。 〝仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)〟というテーマは、仕事が会社から与えられたり、人の指示でやったり・やらされている時に生まれやすいよう