言葉はさまよう、ゆらゆらと。 どこかのだれかの意味という場所にはまるために。 ある時はぽとりと落ちてしまう。 ある時は枝分かれするようにぐんぐん広がっていく。 昔から言葉が好きだったと思う。 小学生の国語の教科書に出てくる詩、短歌、物語。それを読むと自分の中に何かが積もっていくような、自分の中に何かが投下されたような。そんな感覚だったと今では思う。 初めて自分で好きになったバンドも歌詞にすごく惹かれたんだった。 私は言葉を通して人を感じる。言葉が見えないその人を私の中にいろんな姿で映し出してくれる。 言葉が私の中にその人を残させる。 言葉がもつ力は強さがあるけど、見つからなければ、意味を見出されなかったら完全なる「無」だと思う。 最近すごく、自分の伝えたいことを言葉にできないもどかしさを感じる。 自分の想いを言葉にできなもどかしさもある。 私の感じている感情が複雑でごちゃごちゃで、それを表