2014年12月25日のブックマーク (4件)

  • 極低温で電気抵抗がゼロになる超伝導の新しい仕組み

    極低温で電気抵抗がゼロになる超伝導の新しい仕組みが見つかった。ある種の希土類金属間化合物で、電子の形を決める電子軌道の量子揺らぎによって超伝導が常圧下(1気圧)で起きることを、東京大学物性研究所の松洋介(まつもと ようすけ)助教、中辻知(なかつじ さとる)准教授、同大学院新領域創成科学研究科の大学院生の辻真規(つじもと まさき)さんらが見いだした。この発見は超伝導研究のブレークスルーとしてだけでなく、電子軌道の揺らぎを用いた物性研究の新分野を開く発見としても注目される。12 月22 日付の米物理学会誌フィジカル・レビュー・レターズのオンライン版に発表した。 超伝導とは、低温で2個の電子がクーパー対と呼ばれる対を形成して電気抵抗がゼロになる現象で、工業的な応用も重視され、盛んに研究されてきた。この電子同士がクーパー対を形成するには、電子同士を引きつける力が必要となる。この引きつける力とし

    極低温で電気抵抗がゼロになる超伝導の新しい仕組み
  • [物理]ヒッグス粒子発見をなぜ研究者は喜んだのか?

    これは 物理学 Advent Calendar 2014 の記事です。 僕は blog を持っていないので はてな匿名ダイアリー をお借りします。 この記事について床屋でヒッグス粒子について質問されたのがきっかけです。 しばらく話すうちにおじさんが知りたいのは『ヒッグス粒子そのもの』ではなく 『なぜ研究者はヒッグス粒子発見に大騒ぎしたのか?』なのではないかと気が付きました。 発見当時いろいろな記事が出たけれど、 ヒッグス機構やワインバーグ・サラム理論の解説はあっても 研究者がヒッグス発見に大騒ぎした理由はあまり説明されてなかった気がします。(僕が見逃しただけかもしれません) なのでちょっと書いてみようというのがこの記事です。今更な話ですみません。 床屋での世間話的ないいかげんな話です。あまり中身はありません。 普段はてなを見ている人なら全部知っている内容かもしれません。あまり期待しないで読

    [物理]ヒッグス粒子発見をなぜ研究者は喜んだのか?
  • http://journals.aps.org/prl/pdf/10.1103/PhysRevLett.87.180601

    num-lock
    num-lock 2014/12/25
    ランジュバン方程式 有限温度
  • 温度のゆらぐランジュバン方程式 - 忘れないようにメモっとく

    物理学 Advent Calendar 2014 - Adventar 20日目の記事です。 ブラウン運動を表現する確率微分方程式であるLangevin方程式とそれを拡張した温度のゆらぐLangevin方程式の話をします。 また、幾何ブラウン運動は金融商品のモデル化に利用されたりするので、そのあたりについても少し触れます。 ブラウン運動 ブラウン運動は、簡単に説明すると、液体中の小さな粒子がランダムに動くような現象です。 水分子が不規則に衝突することによって、ブラウン運動が生じます。 ランジュバン方程式 質量1のブラウン粒子について、速度をv、抵抗係数をγ(>0)、ガウス分布に従う項をη、その係数をαとすると、 のように書けます。第1項は速度とマイナスの積なので、速度と反対方向に作用する粘性力の項です。第2項はランダム項で、水分子の不規則な衝突に対応します。 2次元空間でのランジュバン方程

    温度のゆらぐランジュバン方程式 - 忘れないようにメモっとく