2015年9月22日のブックマーク (2件)

  • 巨大分類定理を継承 数学者たちの挑戦

    数学に「群論」と呼ばれる一大分野がある。対称性(何かが一連の変換を経た後にもとと同じに見えること)を数学的に探究する学問で,素粒子物理学はじめ多くの科学分野の基礎となっている。この宇宙に見られる対称性が4つのカテゴリーに分類されるとする「有限単純群の分類定理」は20世紀数学の金字塔で,その証明は数学史上で最も長大だ。100人以上の著者が数百の論文誌に部分部分を記述した多数の論文からなり,全体で1万5000ページにもなる。だが,このままでは専門家も全体を通読できない。そこで,証明をすっきりとまとめる作業が半ばまで進んできた。知の集積を次代に継承するための挑戦だ。 再録:別冊日経サイエンス266『数学の楽園 数独からトポロジー,圏論まで』 著者Stephen Ornes テネシー州ナッシュビルを拠点とするサイエンスライターで,数学からがん研究まで幅広いテーマについて執筆している。フランスの女性

    巨大分類定理を継承 数学者たちの挑戦
    num-lock
    num-lock 2015/09/22
  • 苦しまないと、死ねない国『欧米に寝たきり老人はいない』

    せめて、死ぬときぐらい安らかに逝きたい。 だが、現代の日では難しいらしい。老いて病を得て寝たきりになっても、そこから死にきるためには、じゅうぶんな時間と金と苦しみを必要とする。寝たきりで、オムツして、管から栄養補給する。痰の吸引は苦しいが、抵抗すると縛られる。何も分からず、しゃべれず、苦しまないと死ぬことすらままならない。 タイトルの「欧米に寝たきり老人はいない」理由は、簡単だが単純ではない。というのも、「寝たきりになる前に(延命治療を拒否して)死ぬから」が答えであることは分かっていても、なぜ「延命治療を拒否する」ことが一般化しているか明らかでないから。書によると、数十年前までは日と同様に、終末期の高齢者に対し、濃厚医療が普通だったという。欧米では、これが倫理的でないという考えが広まり、終末期は「べるだけ・飲めるだけ」が社会常識になった。金の切れ目が命の切れ目。高齢化社会に伴う医療

    苦しまないと、死ねない国『欧米に寝たきり老人はいない』
    num-lock
    num-lock 2015/09/22
    意思表示カードを作って欲しい。僕は延命は絶対イヤだ。安楽死して欲しい。家族には伝えてあるが不安だ