片手に刀、片手にターンテーブル。真っ赤な鎧兜に身を包んだ”もののふ”が、DJブースに舞い降りる。乱舞する忍者軍団を従えて、DJ徳川家康、いざ出陣! テクノと戦国武将という激しすぎるミスマッチが密かに話題を呼んでいる”徳川家康”。その正体は”和”をテーマに、ミニマルなテクノチューンをリリースし続けるレーベル「WC Recodings」を主宰するSalmon氏。自らもアーティストとして、日本のみならず海外から数々の曲をリリースするなど活躍中だ。お蔵入りしていた曲をコミュニティ・サイト「MySpace」で発表するとき、遊び心で徳川家康という名前を使ったのが、そもそものキッカケだという。 「今のテクノのシーンはお客さんもアーティストもすごくシリアスなんです。そんな状況に自分が飽きていたので、パーティーにもエンターテインメントの要素を入れてみようと。イチかバチかでしたけど、ドカンと受けましたね(笑)