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増田文学に関するnunnnunnのブックマーク (13)

  • 桃太郎なのに、とっても Apple

    こんな桃、見たことない。 川上に目をやれば、どんぶらこ。 洗濯をしていたおばあさんが見つけたのは、世界でいちばん大きな、桃でした。 このような桃は、わたしたちも見たことがありません。もちろんおばあさんも、見たことがありませんでした。山に柴刈りに行っていたおじいさんも、見たことがなかったはずです。流れてきたのは、当に大きな桃だったのです。 Hello, Momotaro. 家に持ち帰って割ってみれば、中にはなんと、玉のような赤ん坊。 おじいさんもびっくり。おばあさんもびっくり。わたしたちまで、びっくり。 おじいさんもおばあさんも、最初はべるつもりで桃を切ろうとしたのです。でも、中から飛び出したのは、元気な男の赤ん坊でした。こどものいなかったおじいさんとおばあさんは、おおよろこび。桃から生まれた男の子は、桃太郎と名付けられました。 身長は4倍、パワーは最大300倍。 元気いっぱい、すくすく

    桃太郎なのに、とっても Apple
    nunnnunn
    nunnnunn 2021/04/26
    apple文体万能すぎる
  • あえぎ声を書くバイト

    大学時代、ひたすらあえぎ声を書くバイトをしていたことがある。 先輩から紹介してもらった、エロゲメーカーのバイトだ。 その会社のエロゲはストーリーに力を入れていて、所属するライターも自分の文章にプライドを持っている人ばかりだった。 彼らからすると、Hシーンのあえぎ声を書くなどというのは苦痛でしかなく、学生バイトにでも任せておけということになったらしい。 仕事がどういう感じだったかというと、 1. まず、「チャックを開けた」とか「腰を動かすスピードが速くなっていく」といったHシーンの「ト書き」部分だけを渡される。 2. ここに私が「んっ……」とか「あんっあんっ」といったあえぎ声をてきとうな塩梅で足していく。 3. シナリオライターのチェックを受けて終了。 という流れだった。 簡単に思えるかもしれないが、これが意外に難しい。 まず、Hシーンにはある程度の長さがあるので、その範囲内で的確に盛り上げ

    あえぎ声を書くバイト
    nunnnunn
    nunnnunn 2021/04/09
    普段どんな生活おくっていればこんな文章思いつくんだろう
  • ぐりとぐらのメガソーラー開発

    中古不動産投資家のぐりと金融ブローカーのぐらは、おおきなアタッシェケースをもって、もりのおくへでかけました ぼくらのなまえは ぐりとぐら このよでいちばんすきなのは 鞘抜きすること 稼ぐこと ぐりぐら ぐりぐら 「中古マンションを適当にリノベしたら、利益をたっぷりのせて売ろうね」 「仕入れた中古アパートの空き部屋をいっぱいにしたら、利回りに目が眩んだ素人投資家に高値で掴ませようね」 と、2ひきがはなしながらいくと・・・ まあ!みちのまんなかに、とってもおおきな 原野が落ちていました 「やあ、なんて広大な敷地だろう 営業マンがインセンティブで自分用のアパートが建てられるくらいの戸数のダイワハウスのアパートが建てられるぞ」 と、ぐりがいいました 「毎日豪遊しても使いきれないくらいチャリンチャリンとお金が入ってくる規模のコインパーキングができるぞ」 と、ぐらがいいました 「それよりも、メガソーラ

    ぐりとぐらのメガソーラー開発
    nunnnunn
    nunnnunn 2020/12/31
    読み聞かせしたいね
  • 一人の風俗嬢から、来て下さるひとへ

    風俗嬢をしている。勤務しているのは店舗型のイメクラだ。 私は性的な行為や初対面の男性が特に好きということはないけれど、 人間という生き物が全体的にうっすらと好きな感覚はある。 店の小さな個室の中で、色んな人間と出会う。 来てくれる人たちにとって、私は人間である以前に「女」とか「女体」なのだなとよく思う。 そういった感覚に対して別に嫌悪感もないし、自分のできる範囲で尊重する。 だって、「そういう店」なんだから当たり前だ。 それにお金を頂いているぶんくらいは、私も期待にこたえたい。 でも、これだけは私の方も尊重してほしい。 あなたが店員に案内されて、個室の扉をくぐった後、 「初めまして、○○といいます、よろしくお願いします」 と言ってお辞儀をした私は両手を差し出すので、握手をさせてほしい。 男と女、客と風俗嬢、に当になってしまう前に、ただ人間として一瞬でもコミュニケーションがしたい。 できれ

    一人の風俗嬢から、来て下さるひとへ
    nunnnunn
    nunnnunn 2018/10/24
    何度転生したらこんな境地に至れるのか
  • 長年連れ添ってきたバイブが、溶けた。

    長年連れ添ってきたバイブが、溶けた。 独身OLの夜の慰めを、かれこれ6年近く支えてきてくれたバイブを、ジップロックから取り出したら溶けていた。 つるり、と優しく柔らかでしなやかなシリコンが。春の晴れた日の空のような、透き通った海のような、優しいブルーの色が。凹凸の少ない、だか狙うところはけっして外さない完璧な形とも言えるバイブが。まるで大火傷を追った、ケロイド傷のように、表面がどろりと溶けているのだ。 その姿を見たとき、もう泣きそうだった。ひとり暮らしの部屋に、可愛げもなにもない、ただ情けのない声が漏れ響いた。その感情を例えるならば、大好きな恋人が不慮の事故で、美しい顔を崩されてしまったかのような、その顔が戻ることのないと知った、そんな大きな衝動だった。ああ、どうしてこんなことに! 洗っても、磨いても、拭き取ることもできない、傷だらけのバイブ。あまりにもかわいそうな姿になってしまった。キッ

    長年連れ添ってきたバイブが、溶けた。
  • 知らないオッサンに尿を飲ませた

    nunnnunn
    nunnnunn 2018/06/29
    プロのオッサンすごい
  • 毎朝、立ち食いコロッケそばを食べている

    わたしではなく、30歳ぐらいの女性が。 しかも知り合いではなく、赤の他人だ。 わたしが毎日自宅から最寄り駅につくと、改札をくぐる前に、 朝代わりに月見そばをべる習慣が5年ぐらい続いてる。 そんなある日、 わたしと同じように、30歳ぐらいのメガネの女性が 毎朝、コロッケそばをべていることに気がついた。 遡って考えてみれば、ここ半年ぐらいは続いているだろうか。 さすがに昨年末ぐらいからは、お互いを顔見知り程度には認知しており、 忙しくそばをすすりながらも、 「あ、また会いましたね!」という感じで軽く会釈をするようになった。 ところで、わたしは毎朝月見そばをべているが、コロッケそばなるものをたべたことがない。 たまに気分を変えてもせいぜいきつねそばか、きざみそばぐらいだろう。 ただ、コロッケそばというものには興味が惹かれる。 どうやってべるのかと思い、ちらりと横でたべている彼女の様子を

    毎朝、立ち食いコロッケそばを食べている
    nunnnunn
    nunnnunn 2017/03/29
    コロッケそば食べたくなる
  • 浮気が全然ばれなくてビビる

    25歳社会人3年目オタク女子。3年前に知り合った32歳の男性(今年30歳になる彼女と5年間同棲)とかれこれ2年近くセフレ関係を続けているのだけど、いっこーにバレない。当にバレない。バレなすぎて拍子ヌケしてしまう。 彼との待ち合わせ時間に最寄り駅前に行ったら彼女が待ち伏せていて「この泥棒!」と塩酸でもぶちまけられる展開を毎度予想してちょっとドキドキしているのに、全然そんなことは起きない。彼は私の家にやってきては「水曜どうでしょう」を見ながら彼女とのセックスレスを嘆きつつ「増田さんのことは好きなんだけど長い付き合いの小町のことも放っておけないんだ……ごめんね」と私を抱きしめてくるけれど、彼女の「夕飯のネギ買ってきて」LINEに「わかったー。友達映画見てるから少し遅くなるかも」と返信をし、きちんと夕飯までに家に帰る。私の家のお風呂場には彼が自宅でも使っているボディーソープ、シャンプー、コン

    浮気が全然ばれなくてビビる
    nunnnunn
    nunnnunn 2017/02/22
    叙述トリックだ!!
  • ゴリラとドライブ

    ゴリラとドライブしたら楽しいだろうな。 行くなら海岸沿いの景色の綺麗な道がいいだろうな。 海なんかほとんど見たことないからウホウホ無邪気に喜ぶんだろうな。 で、一緒にバナナなんかべたりして。 いつもより美味しいねなんて言ったりして。 だけど、そのあとバナナの皮をポイポイと投げ捨てたのはいけなかった。 びっくりしたんだろうね。後ろの車が「車からバナナを投げてるゴリラがいます」って警察に通報しちゃって。 警察もびっくりしたのか、たくさんのパトカーでやってきて俺たちを取り囲んで、「手を上げて今すぐ車から出てきなさい」って。銃まで取り出して言うんだ。 仕方がないから車から降りるんだけど、警察は俺に向かって「危ないからそこから離れなさい」って言うんだ。きっとゴリラを撃つつもりなんだろう。 だから俺は、「ここでおとなしく撃たれるよりは、いっそ逃げよう」ってゴリラに言ったんだ。 そしたらゴリラは俺を片

    ゴリラとドライブ
    nunnnunn
    nunnnunn 2016/09/21
    後世に残したい
  • 新しく近所に建った保育園がうるさいので苦情を言いにいった。

    朝から晩までガチガチャギャーギャー。 重低音がきいたヴォイスで隣家であるうちの壁を揺らしている。 日頃は少子高齢化問題について憂慮している俺もさすがに堪忍袋の緒が切れて、保育園に苦情を言いに行った。 保育園の入り口に掲げられた「フジロックフェスティバル2013」の看板をくぐって、敷地の中へ。 足を踏み込んだ瞬間、鼓膜とみぞおちを低く重い金属音がついた。 悲しげでメロディアスな演奏が俺の皮膚にまとわりつき、全身をねぶる。なんだこれは。 周囲のオーディエンスは恍惚とした表情でステージ上の一転をなかば崇めるように、なかば畏れるように見つめている。 会場三千の瞳が注がれている先で山嶺のようにそびえ立っていたのは、丸刈りで筋肉質の巨漢。 トレント・レズナー。 ナイン・インチ・ネイルズだ。 ナイン・インチ・ネイルズが日にやってきたのだ。 このフェスのために。 この夜のために。 おれたちのために。 知

    新しく近所に建った保育園がうるさいので苦情を言いにいった。
  • 30代助教。趣味、間接キス

    30代後半、大した業績もない人文系助教です。 趣味は、うちの研究科所属20代後半の某大学院生が飲み残したお茶を飲むことです。 メガネ、貧乳、デカケツ。ちょいブス系でAVに出ていてもおかしくない。 その子がいつも研究室でペットボトルのお茶を飲んでいく。 その飲み方が少しおかしい(いや、ちゃんと他の人間の飲み方と比べたことがないので普通かもしれないが)。 一口飲むたびに、ペットボトル内のお茶に、ごぼっ、と大きな泡が立つ。 おそらく、一口ごとに大量の唾液がペットボトルのお茶のなかに逆流しているのだ。 そして、その子はいつも決まってお茶を飲みきらずに少量を残してゴミ箱に捨てていく。 誰もいなくなった研究室で僕はそのペットボトルを回収して、飲み口にしゃぶりつく。 そして、ゆっくり、30分くらい時間をかけて残ったお茶を飲み干す。 うまいんだなこれが。 昨年暮れにはほぼ同時に(僕が一日遅れくらい)風邪を

    30代助教。趣味、間接キス
  • 小学生のプールと私

    私の通勤電車には、小学校の横を通る場所があって、窓から体育館横のプールが見える。 今年も梅雨入り前あたりから、そこで水泳の授業がはじまった。 私はいつも、吊革にぶらさがりながら、それを凝視するでもなく凝視している。 そうしてつぶさに観察していると、小学生女子の身体が、えもいわれぬ不思議な魅力をもつように思えてくる。 プールサイドに立つ小学生の姿を遠く眺めると、ゆるやかな曲線を描くシルエットが、しなやかに波打つように見える。 その線の微妙さは、小学生の、さらにある時期にしかもちえないものだ。 中高生のように、皮膚の下の柔らかい肉が、重力にしたがって変形して身体を形作っているのではない。 しかし、骨格のうえに皮がはり付いただけの、石のような身体とは全く違う。 紺色の水着の下には、薄い層をなした脂肪が、机に落ちた一滴のミルクのような繊細さで漲っている。 それは触れば手に溶け出してくるが、しかし形

    小学生のプールと私
  • 申し訳程度の胸

    私の職場には増田増美(仮名)さんというとてもいい匂いのする女性がいる。 増美さんの声は声優の内田彩さんに、顔はカレーパンマンに似ていてとてもかわいい。 着ている服はパステルカラーを基調としたもので、増美さんのやわらかく明るい性格に合っていてとてもすばらしく、雨の日でも私たちのテンションを上げてくれる。 増美さんはこんな童貞の私にもいつも笑顔で話しかけてくれる。 「またそんなところ突っ立ってるんですか!」(おお、なんと卑猥なことば……) そんなすてきな増美さんだが、ひとつ問題がある。 胸が申し訳程度なのだ。 斜めのアングルから見るとよくわかる。 出ていないわけではないのだ。 申し訳程度の丘がそこにはあった。 だがなんだろう。 とても不安になる。 あ……申し訳程度だ……と私は思った。 それはちょうどパラボラアンテナあるいは鍋のふたのような曲面を描いている。 ふむ。 たしかにないわけではない。

    申し訳程度の胸
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