前回の記事「ダイレクト・ガントチャート方式の問題点」http://brevis.exblog.jp/26231556/ で、世間ではそもそも「WBS」とか「Activity」という概念のレベルで、誤解や混乱があると書いた。 たとえば、WBS=「ガントチャートの線表に引いた線の集合」だ、と理解している人達を、よく見かける。ためしにネットで、「WBS スケジュール」の2キーワードで検索をかけてみると、よくわかる。上位の検索結果に、こういう説明が出てきたりする:
WBSを作ることで、正確で根拠のある見積もりを立てることができた。だが、実績を記入しないWBSでは、プロジェクトがスタートした後の進捗管理は行えない。 ここでは、WBSに実績も記入できるように拡張して、それを使って進捗管理を行う手法を提案する。 実績も記録するようにWBSを拡張する 見積もりの段階で作成するWBSには、細分化されたプロジェクトの構成要素の階層(大項目・中項目・小項目)と、それぞれの項目に付随するタスク、およびその見積もり工数が記入されている。 見積もり工数が記入されたWBS WBSに実績も記入し、進捗管理にも活用できるようにするために、記入欄を追加してWBSを拡張する。拡張したWBSは、基本的に、下記の記入欄を持つ。 大項目 中項目 小項目 タスク マイルストーン 工程 状態 担当 計画工数 予定工数 実績工数 残り工数 進捗率 遅延 備考 マイルストーン 顧客とのレビュー
WBSでプロジェクトを成功させる(6): 上手なプロジェクトの進ちょく管理とは? 最終回となる今回は、これまで学んできたWBSを活用したプロジェクトの進ちょく管理手法を取り上げる。(2010/9/24) WBSでプロジェクトを成功させる(5): 良いとこ取りの「ハイブリッド型」 今回は、これまでに取り上げてきた「作業分解型」WBSおよび「成果物分解型」WBSの双方を良いとこ取りした「ハイブリッド型」WBSを解説する。(2010/8/2) WBSでプロジェクトを成功させる(4): “成果物に分解するWBS”を習得せよ WBSの要素分解の1パターンである「作業に分解」について前回解説した。今回はもう1つのパターンである「成果物に分解」を詳しく解説する。(2010/6/23) WBSでプロジェクトを成功させる(3): “作業に分解するWBS”を極める WBSの要素分解には、「作業に分解」するパタ
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