サポーターとともに「J1復帰」を祝うFC東京のメンバー [写真]=山口剛生 11月19日、FC東京が鳥取を5−1で下し、2節を残した状態で1年でのJ1復帰を決めた。そして翌20日、サガン鳥栖がギラヴァンツ北九州に敗れたことで、FC東京のJ2優勝が決定した。 2節を残した状態での優勝。とはいえ、“余裕の昇格”ではなかった。日本代表クラスを複数抱え、J2では図抜けた選手層を誇るタレント軍団も、とりわけシーズン序盤は苦しんだ。4月に平山相太が、5月には米本拓司が負傷で戦線離脱。11位まで順位を落とす時期もあった。 その後、選手だけのミーティングが定期的に開催された。「自分たちでサッカーについて真剣に考え、ピッチの中でも話をする機会がすごく増えたのは、J2で得たプラス材料」だと徳永悠平は語る。 大熊清が言うように「昇格して当たり前」と言われるプレッシャーの中、チームは一丸となってJ1への返り