殺菌(除菌・消毒)に使用されるエタノール(アルコール)の殺菌効果の至適濃度範囲(有効範囲)は、下記の通りとされています。 日本薬局方(局方): 76.9~81.4 v/v% 米国薬局方 USP-NF : 68.5~71.5 v/v% USP-NF(The United States Pharmacopeia-National Formulary) WHO(World Healthcare Organization)ガイドライン: 60~80 v/v% WHO(World Healthcare Organization) しかし、これらの至適濃度は、2000年以前の実験データに基づいて決められたものが多く、試験方法・エタノールと菌やウイルス種との混合比率や作用時間など条件が異なるため、有効的に比較できるものではありませんでした。 この現状を踏まえ、東京医療保健大学大学院 神明 朱美 氏(現:
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