令和2年3月、新型コロナウイルスの感染拡大が企業活動に影響を与えていることを受けて、政府は、経団連や経済同友会などに4月入社予定の内定者に対して、内定取消しをしないよう要請を出しました。感染症の影響による企業業績へのマイナスの影響が大きい業界を中心に内定取消しを検討する企業が増えることを懸念し、この要請に至ったようです。 学生にとっては、内定とは就職が決まったことを意味し、当然、その企業に就職することを前提に他の就職活動をやめるのが一般的です。もちろん、複数の企業に応募していて複数の企業から内定をもらうということもあるため、学生の方から内定辞退ということはあり得ます。他方、企業の方は、内定辞退者が出ることを見込んで内定を出す必要があります。 では、企業側の都合によって、内定を取り消すことは、法的に問題はないのでしょうか。本コラムでは、どのような場合に内定取消しが認められるのか、やむなく内定
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