ここのところ、ストーカー問題について、誤った・あるいは本質的でない「防衛方法」が新聞やテレビで散見される。 二十年近いストーカー対策活動において、その当初を除き、私はこのボランティア活動の内容・成果について、ほぼ沈黙してきた。 SNSやtwitterにおいても、ストーカー問題に携わっている事実は述べたとして、ストーカー問題そのものに関する発言は 可能な限り控えてきた。 なぜなら、 「いま ストーカー問題で困っている 被害者と 加害者にとって、 これから相談する相手が メディアに露出していることは、 自分の相談を、誰かに バラしてしまうかもしれない、 いや名前は伏せたとしても、なにかに利用されるかもしれない、 という重大な懸念を持ってしまう」 ものであり、それを払しょくするためには、私は無名である必要があったからだ。 当然ながら、メディアの内部取材は 事実上 シャットアウトするようになった。