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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (2)

  • 活字中毒R。 1914年、オーストリア皇太子夫妻の暗殺を契機に、第一次世界大戦はじまる

    「きまぐれ遊歩道」(星新一著・新潮文庫)より。 【「ロマンス」という項より。 サラエボは現在、ユーゴスラビアの都市。1914年の6月。この地でオーストリア・ハンガリー帝国の皇太子、フランツ・フェルディナントが暗殺された。 このハプスブルグ家は、ルイ16世の王妃のマリー・アントワネットや、ナポレオンの2番目の妃のマリー・ルイーズも一族。 フランツは子供の時からおとなしく、孤独を好み、聖職者に教育され、まじめな性格だった。宴会があっても、夫人と会話をかわすことがない。30歳を過ぎても独身。 候補として、何人もの王女の名があがったが、その気にならない。皇帝は伯父に当り、その息子の自殺、つづいてフランツの父の死。それで皇太子になったという立場を考えてか、ウィーンの宮廷生活をきらってか、各説ある。 そのうち、フランツはフレデリック大公の家を、しばしば訪問するようになった。王女が多くいる。だれかを好き

    nusp
    nusp 2006/07/16
    歴史の裏側
  • 活字中毒R。

    「はじめてわかる国語」(清水義範著・西原理恵子・絵:講談社文庫)より。 (大学の教育学部の学生だった清水さんが、教育実習に行ったときのエピソードです) 【大学二年生になって、今度は小学校へ、三週間教育実習に行った。私は国語科の、小学校課程の学生だったので、そっちのほうが専門で、期間も長いのである。 小学校では、国語の授業だけをすればいいのではない。算数も社会科もやり、音楽の授業ではオルガンをひいて歌を歌わせた。 でも、国語の授業が中心ではあった。私は四年生のクラスに配属されたのだが、四年生がちょうどその時国語で習っていたのは、小説の『ハイジ』だった。ただし、例によって教科書に『ハイジ』の全編が載っているはずはない。教科書で読む『ハイジ』は、アルプスの山で生活するようになったハイジが、そこでの暮らしに驚きながら、おじいさんと話をしたり、羊飼いのペーテル(訳によってはピーター)と仲良くなった

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