米ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長は7月31日、招致活動を行ってきた同市関係者らとともに会見し、「米国に五輪が戻ってくる。ロサンゼルスは変革の町であり、2028年もこの町が変革を起こす」と喜びを表した。 当初目指していた24年ではないことについて、「24年か28年のどちらかを取れと言われたら28年を取る。市民に早くから(五輪が来ることを)感じてほしいからだ。これによってさらに多くの資金も入ってくる」と、開催時期にはこだわらないと語った。 市長によると、全予算は53億ドル(約5830億円)。市の税収は一切充てず、スポンサーやチケット収益でまかなう。「昔のように、五輪のための建物は建てない。市民のために建てたものを五輪が利用するという考え方だ」と、五輪開催が市民の負担にはならないことを強調した。(サンフランシスコ=宮地ゆう)