このツブツブがポイントです。 普通の太陽電池って、効率良く発電させるには「ちょうど良い角度」で太陽光に当てる必要があるんですが、その角度は時間や季節で変わってしまうという難点があります。でも、この京セミ株式会社が開発した太陽電池「スフェラー」では、内部に小さな球形の小型電池を並べることで、どんな角度から光を受けてもしっかり発電できるようにしています。 よく屋根などに設置されているフラットな太陽電池の場合、効率良く発電できる時間帯は1日のうちの一定時間、太陽光がちょうど良い角度で当たるときだけになります。ひまわりみたいに電池が太陽の方向を向き続けるようにするシステムもありますが、そういったシステムではせっかく作った電力をその分消費してしまうデメリットも出てきます。でも、「スフェラー」なら光を受ける面が球状なので、時間によって光の当たる角度が変化しても、捉え続けることが可能というわけです。 球