なかなか、面白い論理展開でした。 少し論理展開をまとめると、 基本理論(逆淘汰) 質の悪い商品が世の中に増えると 客が粗悪品を手に入れる確率が増えるため 客の買い控えという消費の停滞(全体視点からは経済的損失)が発生する。 基本理論の般化 ネットのイナゴというノイズは 書く人が粗悪な罵倒を受ける確率が増えるので 書かない人が増えて、ネット全体として情報が停滞する。 結論 (情報の)停滞は悪である。 イナゴ(質の悪い情報)は停滞の原因である。 故に、(イナゴは)排除せねばならない。 と言う論理展開ですね。 梅田望夫氏によれば、はてなの取締役会で「ネットイナゴ問題」が話し合われているそうだ。私の問題提起を受け止めていただいたようなので、参考までにこういう問題について経済学ではどう考えているかを説明しておく。 さて、この無謬な理論を論駁する前に、面白い小話をご紹介しましょう。 品種改良計画 広く