携帯電話のネットワークが高速化している。理論値ではあるが、下り速度は最大で150Mbpsに達し、固定の光回線並みの速度となっている。海外では200Mbps強のサービスも開始され始めており、携帯ネットワークがどんどん高速化している。 今年の夏モデルから、KDDIが開始した「キャリアアグリゲーション(以下、CA)」も、携帯ネットワークの高速化技術だ。その技術の特徴を簡単に紹介する。 キャリアアグリゲーションってどんな技術? キャリアアグリゲーションは、携帯電話関連の規格を策定している「3GPP」が定めた広帯域通信のための仕様だ。もともとは現行のLTEの拡張規格である「LTE-Advanced」のための技術だったが、これがLTEでも実現できるようになった。 CAは、LTE Rel.10(Release 10)で3GPPの規格として盛り込まれた。この技術は、例えるならば「水の流れるパイプが、今まで
![メリットは"高速化"だけじゃない? 話題の「キャリアアグリゲーション」ってどんな技術?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/36e94f48d0a4b04630b6a3e86f2fa470a03aa3a7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.mynavi.jp%2Farticle%2F20140724-4glte%2Findex_images%2Findex.jpg)