アンカリングは「認知バイアス」のひとつである。情報認識や意思決定において、既知の、あるいは限定された特定の情報の影響を受ける傾向を指す。アンカーは英語で「錨」の意。新たな情報を認識する際、特定の情報の存在が、新たな情報を特定の情報寄りにつなぎ止める「錨」の役割を果たす。「係留効果」ともいう。 認知バイアスとは 観察者効果の一つ。観察者がすでに持っている情報などが情報の認識に影響を与えることをいう。認知バイアスは、人の判断や意思決定が合理的に行われていない場合があることで示された。直感、先入観、思い込み、偏見などの原因となっている。 cf.ヒューリスティック 様々なアンカリング その時点で手に入る情報 これまでの知識や経験を基に、新たな情報の性質を推測する 最初の情報 最初に接した情報や、その情報に現れた特徴を極端に重視する 偏った情報 全体を俯瞰することなく、特定の視点のみで情報を判断する
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