ブックマーク / diamond.jp (3)

  • 隈研吾が語る『日本の地方都市に残された希望』「沸騰する都市」から「発酵するムラ」へ――3.11後の都市論(下)

    経済のグローバル化が進むなか、都市が膨張を続けている。国連によると、2030年の世界人口は約80億人にまで増え、その60%は都市に暮らすようになると予測されている。ヒト、モノ、カネを巡る都市間の競争が激しさを増すなかで、東日の復興という重い課題を背負ったままの日の都市はどのようなビジョンと戦略を持って臨むべきなのか。東京と地方都市の2つのテーマに分け、都市に詳しい2人の識者にそれぞれうかがった。 今回は、建築家の隈研吾氏に話をうかがう。これまで公共事業によってなんとか延命を続けてきた地方都市。しかし、その延命措置が限界を迎えようとしていたさなか、東日大震災は発生した。以前と比較できないほど厳しい状況へと追い込まれた地方都市に希望はあるのか?(聞き手/フリーライター 曲沼美恵) 「上から目線」ではなく、 「下から目線」の都市計画 ――東日大震災の復興に際し、かつての全国総合開発計画(

  • 震災、人口減少で加速する東京集中大都市「東京」は東日本をどう支えるべきか――3.11後の都市論(上)建築家・八束はじめインタビュー

    経済のグローバル化が進むなか、都市が膨張を続けている。国連によると、2030年の世界人口は約80億人にまで増え、その60%は都市に暮らすようになると予測されている。ヒト、モノ、カネを巡る都市間の争奪戦が激しさを増すなかで、東日の復興という重い課題を背負ったままの日の都市は、どのようなビジョンと戦略を持って臨むべきなのか。東京と地方都市という2つのテーマに分け、都市に詳しい2人の識者にそれぞれうかがった。 今回は、「東京」をテーマに、建築家・建築評論家である八束はじめ芝浦工業大学教授に話をうかがう。人口減少が急激に進む日を襲った今回の大震災。大都市「東京」は東日の復興において、どのような役割を果たすべきなのか。 (聞き手 フリーライター 曲沼美恵) 人口減少社会で進む東京一極集中 東日大震災によりその傾向は一層加速 ――人口減少のフェーズに突入した日では今ひそかに、大都市圏への人

  • スウェーデンはいかにして経済成長と強い社会保障を実現したか~日本そして世界への教訓(第1回)――元スウェーデン財務大臣 ペール・ヌーデル

    「強い経済、強い財政、強い社会保障」を掲げて誕生した菅政権だが、いまやその姿は全く見えない。一方、世界に目を凝らせば、高い成長と充実した社会福祉を実現している国がある。その一つが北欧のスウェーデンである。 スウェーデンは、1990年代にバブルの崩壊で、日をも上回る金融危機を経験した。日との違いは、その90年代に税制、財政、福祉、年金制度について、「世紀の大改革」と呼ばれる構造改革を敢行したことだ。 もちろん、社会保障も含めた国民負担率は65%と日の39%を大きく上回るが、国民はこのスウェーデン・モデルを支持している。いまや同国は高福祉・高負担の停滞した国ではない。 スウェーデンはどのような改革を行い、競争優位を確立していったのか。2004年から06年に、財務大臣を務めたペール・ヌーデル氏の特別寄稿を掲載する(※寄稿は11月中旬に日総合研究所主催で行われたシンポジウムおけるキーノー

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