娘を産んで、すぐの頃の話です。 当時の私は、東京で孤独な子育てをしており、頼れる身内もなく、気軽に会って話せる友達もいませんでした。 前回のエピソード:私は赤点ママ? 「普通のママになりたい…」とあるADHD当事者の話 by 志乃 毎晩、一人で娘の世話をしながら、日付が変わった頃に仕事から帰ってくる夫を、ひたすら待つ日々。 そうなると人間、どんどん心が荒んでいくもので、人付き合いに苦手意識がある私でも、さすがに(このままではまずい、何とかママ友を作らなければ)と思うようになりました。 そして思い切って、近所の子育て支援センターや、子育て支援施設を調べて思い切って行ったものの… 浮きましたね。 浮きましたとも。 浮いてしまいました。 となり同士になったママさんと、他愛のない、その場限りの交流はできるものの、連絡先を聞いて付き合いを続けるなどの、次のステップにつなげることができませんでした。