先週の水曜日だったか、家族全員の手をおおいに煩わせ続けた息子(三歳)が、支援センターの発達相談にて「発達障害の傾向あり」という告知を受けた。この結果を聞いて、私と夫は「なーんだやっぱりね」ぐらいの気持ちにしかならず、むしろ「傾向が分かったから対策が取れる」という安堵感すらあった。 しかし多くの人たちにとって、「子供が発達障害の傾向がありました」というカミングアウトは反応に困る事らしく、「どうかお気を落とさないで」とそそくさと場を去る人、「えー!全然そんな風に見えないよ、大丈夫だよ」と言う人、さまざまであった。そしてなんといっても一番多かった反応は、「天才なんだー!」というものである。 これについてはいろいろ書きたいことはあるが、私自身(恐らく発達障害的要素を部分的に持っていた)が幼い頃に「天才」とか「ただものじゃない」とか言う言葉で形容され続けてきた。 発達障害の子供の持つある種の特異性と