まわりには鉄道ファンが多い。撮影が好きな「撮り鉄」ではなく、実際に乗るのが好きな「乗り鉄」の同僚は、こだわりがあり、わがままに見える(個人的感想)が、軌道から外れずルールは重んじると自称する。その同僚もびっくりの条例が検討されていると本紙で報じられていた。 東京都武蔵野市の子供の権利に関する条例だ。来年の市議会への提出を目指し、素案の作成作業が行われている。その検討委員会最終報告書案では、子供には「自分らしく生き、育つ権利」「自分らしさをとりもどすために休む権利」があるなどと、うたっている。 耳を疑うのは「休む権利」について子供の「特別休暇」が言及されたことだ。どのような理由でも取得でき、学校で欠席扱いにならない。8月末の検討委員会では「特別休暇」に対し「現場が混乱する」などの意見があり、「検討する余地がある」から「議論もあった」に修正されたという。