正月の箱根駅伝は“山の神”でトップに立った青山学院大が、復路も快走。最終的には後続を10分以上も引き離す独走劇で、初優勝を成し遂げた。 5区以降は首位交代がまったくなく、視聴者としては物足りなかったかもしれない。それでも「箱根駅伝」の平均視聴率は往路28.2%、復路28.3%と、今年もキラーコンテンツぶりを発揮した。いちばん喜んでいるのは青学大関係者に違いないが、同じくらいほくそ笑んでいる人たちがいる。それは青学大にユニフォームを提供しているアディダスだ。 箱根駅伝はトップを映し続ける1号車をメインに、2位のチームを中心に押さえる2号車、バイクカメラ、定点カメラなど複数の映像をスイッチングしてお茶の間に流している。大きな順位変動がなければ、必然的に1号車の映像が多くなる。5区で神野大地がトップを奪ってからは、青学大の選手たちがカメラをジャックした。 アディダス唯一の提供校が、青学という強運
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