先日、ジャーナリストの伊藤詩織さんに対する名誉毀損で計3人が提訴されたのを受けて、うちの一人である漫画家のはすみとしこさんがSNS上で反応を示した。内容は伊藤さんに向けて、あなたの提訴の影響で私のところにも誹謗中傷が集まっているとか、自死した木村花さんを引き合いに出して「私がそうならないように注意すべきだ」というようなもので、端的に言えば自分を被害者の立場に置いて提訴してきている相手に甘えるようなものである。 ご存知でない方に説明すると、はすみさんは「そうだ難民しよう」という文言を加えて、他人の金でしたたかに生きているように演出した難民少女のイラストだとか、冒頭の顛末の原因となった、性被害者が実は枕営業を試みていたという趣旨のイラストに類する、勇ましい反リベラル的な風刺画を持ち味にしている方であり、このような弱々しい態度は少なからず意外な印象を受ける。 ネット上では特に、勇ましくふるまって