4月13日の『クラシック音楽館』(NHK教育)で、演奏・合唱されることが非常にめずらしい、カール・オルフ作曲『カトゥリ・カルミナ(カトゥーリ・カルミナ)』が放送されました。 『カトゥリ・カルミナ』は、『勝利』という三部作のひとつで、第一部『カルミナ・ブラーナ』が有名です。しかし、『カトゥリ・カルミナ』は滅多に上演されることがないそうなんです。番組冒頭、指揮者のファビオ・ルイージさんが、「ピアノを4台使うので、なかなか上演する機会がない」と説明していました。 しかし、なかなか上演されないのは、ピアノの数の問題だけではありません。『カトゥリ・カルミナ』の主題は「若い男女が交歓の悦びを歌う」というもの。ようは、歌詞が下ネタ(交歓の悦び)連発なんです。 続きを読む