2月17日。それは、みゆきの高校入試の本番日だった。朝から気が気でなく、つい朝から家まで押しかけてしまう兵吾。 そのころ、広域・捜査本部のモニターに謎のメッセージが入った。 「広域の諸君 2月17日を忘れるな」「AM8時、台場ふ頭駅前 お楽しみはこれからだ」 予告の台場ふ頭駅前に出張る西崎ら。しかしそれをあざ笑うかのように、8時ちょうど、駅の自転車置き場で爆発が起こった。被害は軽微だったが、玲子らはこれを広域に対する挑戦状と判断した。 “2月17日を忘れるな”....私怨の疑いがある。この日にまつわる自分らの過去を洗う刑事たち。西崎らが関わったかつての犯罪者たちの疑いは晴れた。しかし、さくらの過去に疑惑が浮かび上がった。 さくらは2年前の2月17日、暴行障害の科で山本高志を逮捕していた。当時は狂暴窮まりない若者だった高志だが、現在はラーメン屋の店員をしており、店主の話によると、立派に