わが町周辺には、外国から来た人たちが、多く居を構えている。 日本の景気が良かったころに、出稼ぎでやってきた人たちだ。 日本の景気が悪くなった今、多くの外国人が自国へ戻っていった。 それでも、こちらを気に入ってくれたのか、日本に残る選択をした方達も、また多かったのだ。 戦後すぐには、貧乏だった日本人はブラジルに出稼ぎに行って、そのまま住み着いてる。 同じことが国を逆にしてあったという訳だ。 日本の外国人比率は、お近くの国の、中国や韓国の人が占める割合が多い傾向にある。 しかし、わが町周辺は、ブラジルやペルーの方々がその率を上回るのだ。 そうなると、南米系の人たちが、飲食店やお店を、経営することが増える。そうした人のターゲットは意外にも日本人ではない。自国民をターゲットにした店を展開していくのだ。 自国の生活雑貨や食料品を置いた店。ちょいと日本人には着こなしが難しそうな服屋さん。一見入りにくそ