まもなく、この「極言暴論」を書き始めて4年を迎える。この間、ユーザー企業のIT部門やITベンダーの“惨状”を暴き続けたにもかかわらず、ユーザー企業のCIO(最高情報責任者)やITベンダーの経営幹部をはじめ当事者の皆さんから、「筆を緩めるな。遠慮せず、もっと書け」と多くの激励を受けてきた。当事者として強い問題意識があるためだろうが、大変ありがたいことである。 ところが、肝心のIT部門やITベンダーの改革がなかなか進まない。「このままじゃマズイ」と思うのなら自ら変わればよいと思うのだが、「社長がITを分からないから…」とか「客が変わらないと…」とか言い訳ばかりで、一歩を踏み出そうとしない。木村にボロカスに書かれて喜んでいるだけなら、単なるマゾである。私はサドではないので、くれぐれもお間違えなきようお願いしたい。 そんなわけで、最近ふと「当初はどんな記事を書いていたのか」と思い、初期の記事をみて