[東京 6日 ロイター] 荏原6361.Tは6日、株主総会に提出する事業報告書について、監査役の1人から「コンプライアンス上、重大な疑義があるので、本事業報告を承認しない」との意見が付記されたと発表した。内閣官房内閣情報調査室長などを歴任した社外監査役の大森義夫氏が、昨年4月に発覚した会社資金の不正支出問題に対する調査に対し、「取締役及び取締役会の調査は不十分」、「経理帳簿の虚偽記載を疑わせる記載がある」などと指摘した。会社側は反論している。 この発表を受けて、荏原株は午前の取引で前営業日比61円安の347円と急落した。 荏原は27日に株主総会を開催する。監査役が事業報告書を承認しないという異例の事態を受け、通常は報告事項としている損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を今回の総会では決議事項とし、株主の承認を求めるとしている。 荏原は、1)不正支出に対して取締役及び取締役会は十分な調査を行
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