エキスポランド(大阪府吹田市)は、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、地裁が保全命令などを出したと、29日発表した。 申請は28日付。負債総額は約16億円。 1人が死亡、19人がけがをした昨年5月のジェットコースター脱線事故後、入場者が激減したことが原因で、同社は「ふれあい動物園や子供用ゴーカートなどを設置し、ファミリータイプの遊園地として再生を図りたい」としている。 同社によると、エキスポランドは1970年3〜11月に大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会の施設の一つとしてオープン。1972年3月に再開し、当初、年間入場者数は200万人を超え、その後も順調に営業を続けていた。 しかし、昨年5月の事故直後、営業を停止。同年8月、再開したが、イメージダウンから入場者数は前年比80%減少し、同12月以降、再び休園していた。 事故を巡っては、車軸の検査を怠るなどしたとして、元取締役総括部長・伊藤