農村の原風景として人気の高い新潟県十日町市清水の「清水の棚田」で、大規模な地滑りが起きていたことがわかった。 市の調べでは、地滑りは幅100メートル、長さ500メートルの範囲にわたり、農地全体での被害面積は約6・5ヘクタールで、農家3戸が耕作する約2ヘクタールの棚田が直接被災した。3月12日未明に長野県北部を震源に起きた地震で地盤に亀裂が入り、そこに雪解け水が入り込んで誘発したとみられる。 残りの農家3戸の棚田は被害を免れたが、道路が崩壊して近づくことができず、棚田全体で今年の耕作はほぼ不可能となった。 地滑りは、地区住民が今月19日午前に発見し、市松代支所に連絡してきた。 市観光協会まつだい支部によると、同市の松代地域には9か所の棚田があり、年に2万人近くの観光客が訪れるという。同支部では、それぞれの場所を記した「まつだい棚田マップ」を作成。「清水の棚田」は田んぼの水面に夕日がかかる美し
1956年群馬県生まれ。放送記者を経て、1992年にフリージャーナリストに。地方自治体の取材で全国を歩き回る。97年から『週刊ダイヤモンド』記者となり、99年からテレビの報道番組『サンデープロジェクト』の特集担当レポーター。主な著書に『長野オリンピック騒動記』など。 相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記 国政の混乱が極まるなか、事態打開の切り札として期待される「地方分権」。だが、肝心の地方自治の最前線は、ボイコット市長や勘違い知事の暴走、貴族化する議員など、お寒いエピソードのオンパレードだ。これでは地方発日本再生も夢のまた夢。ベテラン・ジャーナリストが警鐘を鳴らす! バックナンバー一覧 4月24日の統一地方選後半戦で注目されたのは、全国唯一の財政再生団体である北海道夕張市の市長選だ。4人の新人候補が名乗りをあげ、混戦となった。 結果は、応援職員として約2年間、夕張市で働いた経験のある東京都の
福島第一原発事故にともなう東京電力の損害賠償について、理解しがたい主張が横行しているので、それについて私見を述べておきたい。 議論の前提として、東京電力は福島第一原発の安全管理に責任を負っているのだから、今回の事故が引き起こした風評被害を含むすべての損害に対して賠償義務があることは明らかだ。このような場合、資本主義社会では、会社法などの法律や金融市場のルールによって、誰が損失を負担すべきかを明確に定めている。今回のケースでは、賠償の原資は次のような順番で調達することになる。 東京電力は、第一に、保有する株式や不動産など、売却可能な資産をすべて現金化すべきだ。本社ビルや社宅など、キャッシュフローを産まない資産はすべて売却して賠償原資にすればいい(本社ビルなどはリースバックすればいい)。 役員報酬や社員の年収カットにとどまらず、整理解雇を含めたリストラによって経費を削減する。東京電力は今年度の
動物番組を見て、「ライオンを飼いたい!」と思ったことがある方は多いのでは? 実は筆者もその一人。子どもライオンの可愛らしさは悶絶ものだし、堂々たるたてがみをたくわえた雄ライオンは、貧弱なる我がステータスを一気に高める反則技的ペットとして効果抜群なはず、と夢想したものだ。 あるいはイルカを飼いたい、と切望したこともある。 とりあえず海で一緒に遊ぶのだ。想像するだけで口元がほころんでしまうほど、その楽しみを確たるものと想定した同志は、決して少なくないはず。 長じるに従い、その夢はもろくも壊れていった。その壊れようは、大気圏に突入した衛星がボロボロと溶け崩れていくがごとし。獲得した常識との間に生じる摩擦によって、夢は壊れていったのだ。 「動物園の飼育員でもなければ、そんな動物たちを飼うのは無理!」後に残されたのは、索漠たる砂の味がする「常識」である。 そんな筆者に大いなる喜びを与えてくれたのが、
おおたかどや山標準電波送信所では、福島第一原子力発電所の周辺地域を対象に避難指示が出されたことを受け、標準電波の送信を3月12日(土)19時46分から停止していましたが、必要な措置を実施し、4月21日(木)13時54分に暫定的に送信を再開していました。 しかしながら、4月25日(月)12時06分に発生した落雷のため送信ができなくなりましたのでご報告します。今後の対応等については、現在検討中です。
東日本大震災で開幕を延期していたプロ野球も4月12日にオープンし、シーズンを中断していたJリーグも先週末に公式戦を再開しました。米国でも3月31日から米メジャーリーグ(MLB)の2011年シーズンが開幕し、熱戦が繰り広げられています。 今年は、西岡剛選手が千葉ロッテマリーンズからミネソタ・ツインズに、建山義紀選手が北海道日本ハムファイターズからテキサス・レンジャーズに移籍し、米国球界で奮闘する日本人選手は総勢15人になりました。 ところで、現役日本人メジャーリーガー唯一の内野手で、オープン戦では3割4分5厘の高打率を残し、公式戦でも活躍が期待されていた西岡選手が開幕早々、不運に見舞われてしまいました。4月8日のヤンキース戦の守備でダブルプレーを阻止しようとしたニック・スウィシャー選手の激しいスライディングを受け、左すねの腓骨(ひこつ)を骨折してしまったのです。この一件で西岡選手は戦線離脱を
政府が矢継ぎ早の金融支援に動く一方、被災地の地域金融機関の存在感が霞んでいる。被災企業に対する過去の不良債権が重く、追加融資には慎重にならざるを得ない。公的資金投入で、被災地の金融界全体が一時的に政府管理下となる可能性さえある。 「何とか復興資金にメドが立ちました」。東北地方のあるトヨタ自動車系ディーラー幹部は胸をなで下ろす。 このディーラーでは、東日本大震災で複数の販売店が被災。店舗復旧や販売車両の仕入れに多額の資金が必要だったが、いち早く手を差し伸べたのは取引先の地方銀行ではなく、トヨタ本体だった。震災を受け、ディーラーに資金を無利子ないし低利で融資する仕組みを緊急整備したのだ。 トヨタ系ディーラーは、トヨタと資本関係のない地場企業が大半。だが、トヨタにとって国内の新車販売を立て直すには販売網の再構築が急務。両者の利害が一致したことが、素早い融資実行につながった。 自らの立ち位置に苦悩
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