あなたの周りにもそういうタイプの人がいるのではないだろうか。一見、ヤル気がないようにも取られがちだが、勝負どころでは抜群の集中力を発揮して大きなクライアントとの商談を成立させて、ボンヤリしてるけど超可愛い彼女や奥さんがいたりする。そう、プロ野球界で言えば石井一久のような男である。 日本球界の“オトコ気”的価値観を否定 引退試合でのセグウェイに乗っての場内一周が記憶に新しい日米通算182勝サウスポーは、自身のキャラクターについて自著『ゆるキャラのすすめ。』(幻冬舎)の中で「いつもは冴えない感じでいるほうが、ちょっとした活躍でも大きく評価してもらえたりする」と冷静に身長185cmの大きなゆるキャラのメリットを語っている。 日本やアメリカで活躍した元メジャーリーガーならば、最近は自己啓発よりの自伝本を出すことも多い。だからこそ、この石井の著書は異質というか、本人と同じでまったくつかみどころがない
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