金曜の東京 元は縦書き ここ八年くらい僕は「うさぎ!」というお話を連載しています。そのお話の中では抗議運動がいつも起こっています。 「うさぎ!」の中だけではなく、世界の大きな街ではいつも抗議運動が起こっています。僕がよく知っている街の一つメキシコシティーでは、ひと夏に八百ものデモ行進があります。南米でもインドでもニューヨークでも、過去数世紀いつも抗議運動が起こっていて、どの街でも自然なものとして、ある意味しぶしぶ、行われています。(そりゃ抗議する必要のある問題がなければいいのですが、個人にも社会にも、問題ってのは必ずあるわけで。) なので、そうですね、「普通」の都市では、デモは「是か非か」と論議するようなものではないと思います。車が走っている限り交通事故があるように、社会がある限りデモがある、という存在の仕方だと思います。 いつだか久しぶりに帰った日本で免許証の更新講