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アジャイリストのコミュニティで,ストーリポイントとベロシティの利用が議論されている。見積や全体進捗を把握する手段としてこれらを用いることに対して,皆が疑問を感じ始めているのだ。基本的な認識として共通しているのは,これらの指標が乱用されることはあっても,効果的に利用されることはほとんどないという事実である。 Joshua Kerievsky氏はストーリポイントを自身が使用した経験から,それがいかに乱用されているかを詳細に報告している。ストーリポイントの効果が不合理に誇張された例として氏が紹介しているのは,次のような話だ。 2004年のある日,Jimはチームに対して,もっと開発速度を上げるように求めました。そのチームはそれまで,イテレーション毎に平均52ポイント程度のベロシティを持っていました。数ポイントの振れはあったものの,値としては概ね安定したものでした。ところがJimが"スプリント"を求
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