私は、このソーシャルコーディングの中でいくつかの議論を体験しました。細かいバグの修正やパフォーマンス改善などは、誰もが必要とする内容なため基本的に深い議論に発展することはありません。しかし、新しい機能を追加したり、破壊的変更を行ったりする際には本当に必要なのかどうか、といった多くの対話が発生します。私が見てきた、参加してきたケースでは、賛成派も反対派も基本的には筋の通った正しい意見を言っている場合が多かったのですが、そこで結論を出すためには、「提供すべき価値とは何か」という強い意志を持った発言が必要になります。そんな情熱的なやり取りをさまざまな国の人たちと行っていくうちに、英語を使って、もっと正確に自分の想いを伝えたいという気持ちが湧くようになりました。事務的なコミュニケーションをするだけなら日本で英語学習をすれば十分ですが、私の場合は実際に英語で議論をしている人たちが多く住む国に身を置く