調査会社のMM総研の発表によると、2010年度上半期のスマートフォン(多機能携帯電話)の国内での出荷台数は223万台で、09年度1年間での234万台に迫る勢いだった。アップルが国内ではソフトバンク向けに出している「iPhone(アイフォーン)」が女性に支持され、134万台を出荷した。 スマートフォンのメーカー別の市場占有率(シェア)では、アップルが60.1%を占めた。ただ、グーグルの基本ソフト(OS)であるアンドロイドを搭載した新機種との競争が始まり、09年度の72.2%から下がった。 そのアンドロイドを搭載したNTTドコモ向けの「エクスペリア」を発売したソニー・エリクソンが2位の20.6%(46万台)。au向けの「IS01」を出したシャープが3位の6.3%(14万台)だった。 携帯電話全体の出荷は前年同期比12.3%増の1913万台で、スマートフォンは全体の11.7%を占めた。MM